手軽に始められる、英語を使った副業を探していて、UserTesting を発見しました。今回の記事はそのレビューです。
UserTesting とは、企業側がウェブサイトだったり、アプリだったりをユーザー (テスター) に実際に試してもらい、そのフィードバックを得る一方、ユーザー側はそれに対して報酬を得るという仕組みです。
対象がウェブサイトの場合、指示は画面上に表示され、テスターはその指示に従って操作を進め、独り言のようにコメントを声に出して言いながら進めていきます。
画面操作とテスターのコメントが録画・録音され、そのファイルが、テスト完了後にサーバーへアップロードされます。
なお、指示は英語で記載されており、テスターも英語でコメントしていく必要があるので、英語で読むこと、話すことができることが前提です。
開始してから1カ月が経過しましたので、色々とレビューしてみたいと思います。
登録方法
登録手順はシンプルで、登録そのものはすぐに終わります。
が、トライアルが少し手間取りました。
- テスター登録画面から、登録用のメールアドレスを入力して、[SIGN ME UP] をクリックする
- 登録用のメールアドレス宛に送信されたメールを開き、[Complete your application] ボタンをクリックする
- 表示されたページにて登録を行い、必須のビデオを見る
- PCを使用して、トライアルを実施する (なお、報酬は発生しない)
トライアルの開始前に、マイクのテストがあり、何度か声が小さいという指摘 (画面上にその旨のメッセージが表示) があったのですが、何度か声を張って発声したら、問題なく進めることができました。
レコードファイルのアップロードは思ったより時間がかかりましたが、なんとか終わったと思いきや、翌日になって「音声の問題があったので、もう一度やって」というメールが届きました。
2度目ではありましたが、トライアル対象のウェブサイトと質問は、1度目と同じでした。
とはいえ、同じところで迷い、同じところでスムーズに答えられたり、ということがあったので、意外と人間って記憶していない…と思った次第です。
運よく、2度目は、音声がきちんと録音されたので、問題なしと判断され、テスターとして承認されました。
報酬の受取は PayPal で
報酬は、自分の銀行口座ではなく、PayPal 宛にUSドルで自動で入金されます (テスト結果送信して1週間後)。
あらかじめ PayPal のアカウントを作っておけば大丈夫です。無料で作れます。
テストの実施方法
テスト案件は、基本的に突発的に来るので、UserTesting のサイトにログインした状態にしておく必要があります。
テスト案件が何もない状態のときは、上記のような画面になります。
また、テスト案件が発生したときに、音で知らせるかメール通知で知らせてもらうかを設定できます。
ブラウザは Google Chrome 推奨のようで、Firefoxなどの他のブラウザを開いていて、テスト案件が発生すると、Google Chrome でログインするよう促すメッセージが表示されます。
残念ながら、というか仕方ないのかもしれませんが、すべてのテスト案件をテストできるわけではなく、テストの前にスクリーニングがあります。
テスターとして適合か不適合かを判断するための簡単な質問です。(質問は1つのときも、複数のときもあります。)
たとえば、居住国、言語、会社規模、勤務形態、家族構成、などを聞かれます。
が、こういった質問には正直に答えましょう。
きっとこんな属性のテスターを欲しているに違いないと深読みして、万一スクリーニングに合格したとしても、いずれボロが出ます。
その場合、報酬には結び付きません。
逆に、穿った深読みをして、テスト案件をみすみす逃してしまうこともあり得ます。
スクリーニングの結果、テスト適合と判断されるか、テスト不適合と判断されるかの割合ですが、カウントしていないので正確ではありませんが、適合:不適合=2:8くらいではないかと思います。
そうなんです。
適合と判断される案件の数が圧倒的に少ないのです。
一方で、実際に受けたテストについてですが、私が1か月間で受けたテストの数は計6件で、そのうち4件は支払い対象として認められました。
が、うち2件は、テスト完了後のレコードファイルのアップロードに問題が発生したものと、指示の通りにテストを進めることができなかったというものでした。
後者はもしかしたら一部が支払われるかもしれません。テスト提供側の問題のような気がしますので。
(2019/12/18 追記: この後者ですが、おそらく支払われないと思われます。テスト実施とその問い合わせから1か月以上経過していますが、何の回答もありません。このままお蔵入りになりそうです。)
テスト1件あたりを平均すると、報酬としては10ドル、かかった時間としては15分くらいなので、時給にするとだいぶ良いのですが、案件数としては数が圧倒的に数が少ないです。
結論としては稼げない
UserTesting のサイトにも、テスターの声として、メインの仕事にはならないけど、お小遣いにはなるといったコメントがありましたが、本当にその通りだと思っています。
ただ、時間に余裕があるときは、PCを立ち上げておいて、ログインしておけば、テスト案件が舞い込んできますし、運よくスクリーニングに通れば、10ドルが手に入るので、お手軽ではあると思います。
なお、 対象端末は、PC (Windows/Mac)、タブレット、スマートフォンです。
私はまだ10ドル案件のみですが、60ドルとか30ドルの案件も中にはあり (私はいつもスクリーニングで不適合です)、それぞれ60分、30分が想定所要時間ではありますが、それらを運よくキャッチできたら、もっと割のいいお小遣いになると思います。
スクリーニング通過のためのTips
結論としては稼げない、と上記で書いたのですが、少しでもスクリーニング通過するためのTipsがありますので、そちらをご紹介しますね。
日本時間の朝6時台からログインしておく
日本のクライアントは少ないので、日本の営業時間内に入ってくるテスト案件は非常に少ないです。
なので、早朝6時台からログインしておくと、比較的多く案件が入ってきます。
あと、日本時間の夕方4-5時台も、少し多めです。
少し早起きして、ログインしておけばよいので、朝活の一環としてトライしてみてもよいかもしれません。
アンケートに答えておく
時々、ダッシュボード画面に、下記のようなメッセージが表示されることがあります。(下記赤枠)
Click here to see if you qualify for a special panel to be eligible for upcoming paid studies!
つまり、「こちらのリンクをクリックして、テスト案件を受ける資格があるかのアンケートに答えてください」ということです。
このアンケートそのものには報酬は支払われません。残念ながら。
ただ、この回答の内容によっては、スクリーニングを受けられるテスト案件が増える可能性があるということです。
なので、できる限り、アンケートに回答しておくことをオススメします。
なお、アンケート回答後も同じポップアップが表示されていることがありますが、×ボタンをクリックして手動で閉じる必要があります!
まとめ:やらないよりはやった方がいい。英語の勉強にもなる
お金ってないよりはあった方がいいので、時間に余裕があったらやったらよいと思います。
あと、すべて英語ですので、頭の中に浮かんだことを独り言のように話せる環境と、英語のスピーキングスキルが必要になります。
あの単語何ていうんだっけ、というときは、レコーダーを一時停止して、辞書を引いたこともありますが…。
少しでもご興味があれば、ぜひやってみることをお勧めします。