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Upwork での直接契約はありか、なしか

フリーランス 英語
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私が Upworkを使い始めたのは、6年ほど前。その時は、oDesk (オーデスク) と呼ばれていました (Wikipedia 参照)。今思えばなのですが、クライアントとはリモートで働いているわけではなく、同じ物理的オフィスで働いていたので、なぜクラウドソーシングを利用していたんだろうか…と。

私以外に、リモートで契約しているワーカーがいたので、人件費を一括管理するためだったのかもしれません。

それはさておき。今日は、Upwork での直接契約はありか、なしかについてです。

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現実的には可能

私は直接契約の経験は2回あります。

いずれもクライアント側から打診されたものでした。1回きりの作業ではなく、プロジェクトのようなもので、細かいものから大きなタスクまで様々なので、直接契約の方が依頼しやすかったのだと思われます。

ワーカー側 (受注側) からすると、Upwork に取られる手数料が、クライアントの支払う報酬のうち2割と高いため、直接契約してもらった方が、クライアントの支払いをほぼそのまま受け取ることができます。ただ、誰もが予測できる通り、支払いを踏み倒されるリスクもあります。

まずは、どうやって直接契約が始まるのかですが、下記のような流れです。

1. クライアントが募集をかける 
2. 受注したい人が提案をする
3. クライアントが、提案に対してメッセージを送る (この時点ではまだオファーしていない)
4. メッセージのやり取りの中で、電話番号を交換する
5. WhatsApp 経由で連絡を取り合う (メールアドレスの交換もここでする)
6. 作業内容、金額などについて、WhatsApp またはメールでやり取りする

ちなみに、Upwork 内のメッセージではメールアドレスを書き込もうとすると、下記のメッセージが出て、一応警告されます。

Taking your conversations outside of Upwork? Stay safe. Get added protection by keeping conversations on Upwork. Start a voice or video call now.

仕事の内容

二つのうち、一つは出張サポートでした。Google があるとはいえ、日本語の分からない人が日本のことを調べるには限度があり、実際、日本のローカルサービスに関するウェブサイトは日本語のみ対応、というのがまだまだ多いというのが現実です。

xxxを予約しておいてほしい、xxxへの行き方を調べてほしい、xxxを利用したいが、どこで利用できるのか、などといったタスクが次々と振られ、ひたすらこなしていく、というものでした。これは Upwork の利用をだいぶお休みした後、再開してすぐの案件だったので、自分の想定時給 (希望時給) の半分で提案していました。楽なタスクばかりだったとはいえ、あとでだいぶ後悔しましたが…。

もう一つは、こちらもメインは調査でしたが、他に翻訳、オペレーションなどの業務もありました。こちらは、 自分の想定時給 (希望時給) にだいぶ近い金額で契約できました。

一つ目の案件よりは、作業内容が多岐に渡り、手順を調査してからでないとゴールにたどり着けないものだったり、他のワーカーとのやり取りが発生したりと、他の案件とは異なり、達成感が得られたので、楽しむことができました。自分の知識として蓄えることもできましたので。

こちらについては、当初は、報酬の踏み倒しを懸念したので、正式オファーを出してほしいと考え、そのように依頼したところ、クライアントからは「まだあなたをその仕事に最適な人材だというふうには考えていない、なので、まずはミーティングをさせてほしい」ということでした。じゃあいいや、お断りしよう!とも思ったのですが、話を聞くだけなら、と考え直して、結局、承諾し、比較的アクセスしやすい、かつ人通りの多い駅そばのカフェを指定して、ミーティングをしたのでした。

今思えば、これを皮切りにプロジェクト単位の仕事を受注できたので、結果オーライなのですが、今後も安全かというと、全くそんなことはないですね。

踏み倒しから身を守るには

踏み倒しは防ごうにも防げないので、直接契約はお勧めしません。ただ、そのクライアントのそれまでの発注履歴や受注者側からのレビューは確認することができます。

初めての発注ではないこと、支払い方法が確認されていること (=”Payment method verified” となっていること)、レビューにネガティブなことが書いていないことなどは、最低限、見ておく必要があると思います。

報酬の受け取り方

報酬の受け取り方
報酬の受け取り方

日本在住ではない外国人の場合、PayPal 一択ではないでしょうか。私は、事前に Payoneer の口座も作ってあったのですが、こちらの利用よりは PayPal の利用の方が手軽のようです (クライアント談)。

請求の仕方としては、日付、タスク、工数、経費、請求金額小計、請求金額合計などをテーブルにまとめて、請求書を送り、PayPal あてに入金してもらいます。

PayPal 経由で入金を受け取るとき、米ドルが得か、日本円が得か

ちなみに、手数料2割と書きましたが、同じクライアントから受注し続けると、この2割は減らすことができます (下記の表参照)。でも、5% になるまで10,000 USD も稼がないといけないなんて…ちょっと気が遠くなります。

LIFETIME BILLINGSFees
First $50020%
$500.01 – $10,00010%
Over $10,0005%

ちなみに、ここでは Upwork の話を書いていますが、ランサーズは手数料が一律2割です。ずっと2割です。

一方でメルカリは、手数料は1割なので、良心的に感じます。提供しているサービスが違うといえば違うのですが…。

なお、直接契約をした2社は、問題なく報酬を支払ってくれましたが、別のとあるクライアントは、発注の仕方が雑だったのか、他のワーカーとトラブっているのか詳細は不明ですが、アカウントステータスが Suspend 状態になっていました。こういったクライアントとは、直接契約は打診されてもお断りですね。

まとめ

というわけで、直接契約をするかどうかは、お勧めしませんが可能です。ただ自己責任にてお願いいたします。

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