PR

6年かけて翻訳レートが1.6倍になった話

翻訳
スポンサーリンク

フリーランスを仕事をしていて、2020年から取引のあるフィンテック企業とのお付き合いが6年を超えました。

このクライアントからは、ワード単価ベースで翻訳業務 (英⇒日) を請け負っています。

ウェブサイトやメール、マーケティング資料、アプリのUIなどが翻訳対象です。

先日、レート交渉が無事、実を結んだので、記録として記事に残そうと思います。

(以下、私のX投稿)

別のクライアント (アパレル企業) とのレート交渉は、以下の記事でご紹介しています。参考になれば……。

スポンサーリンク

レートの変遷

クライアントとの契約開始時点から現時点までのレートの変遷について、表にしてまとめました。

(以下の表を参照)

  時期 翻訳レート/ワード 校正レート/ワード 差分
初回 2020年春 0.12ドル 0.06ドル –
1回目交渉 2021年秋 0.132ドル 0.066ドル 10%Up
2回目交渉 2022年夏 0.1452ドル 0.0726ドル 10%Up
3回目交渉 2023年秋 0.1597ドル 0.0799ドル 10%Up
4回目交渉 2024年秋 0.1757 ドル 0.0878ドル 10%Up
5回目交渉 2026年夏 0.19327ドル 0.09658ドル 10%Up

校正レートは、翻訳レートの50%です。

ほぼ1年おきにレート交渉をしていましたが、2025年はなんとなくレート交渉をサボりました。

その当時、翻訳作業の依頼が減っているような気がして、レート交渉をするのに適切なタイミングではなさそうだったので、少し時間をおこうと思ったのがきっかけでした。

そうこうしているうちに、2026年に入ってしばらくしてから、今後はAIで翻訳作業をするので、翻訳者に依頼をする作業量を減らします、という通告が来たのでした。

後からよくよく調べてみたところ、2025年の翻訳作業量は特に減っているということはなかったため、あまり気にせずに、2025年秋にレート交渉をしておけばよかったと思っています。

1回レート交渉をスキップしたことで、レート成長曲線がゆるやかになってしまいました。

これまで交渉して却下されたことはないので、もったいない勘違いをしたことを少々後悔しています。

レート交渉の材料は、前回のレート交渉時まで遡って探しますが、交渉のための英文メールの本文は、ChatGPTの助けを借りました。

AI導入による影響

とはいえ、作業量は減るには減りましたが、依頼がゼロになったわけではなく、月によっては以前と同等の依頼が来る月もあります。

なお、翻訳・校正の単価はそれぞれ1.6倍になったものの、これにはからくりがあります。

翻訳はAIを利用して行われるようになったので、これまで翻訳者が行っていた作業は事実上、AIに奪われることになりました。

そこで、翻訳者は何をすることになったかというと、AI翻訳の校正作業です。

まさにMTPE(機械翻訳とポストエディット)です。

おそらく、クライアントは翻訳作業ではなく、校正作業での課金となることを理解した上で、レート交渉にOKを出してくれたのだと思います。

さらに、翻訳作業の半分の労力で校正ができるかといえばノーです。

体感では0.8倍くらいかな、と思っています。

日本独自の法令に則って、表現を調整しないといけないこともありますし、前後のコンテキストが明らかではない状態で、想像力を最大限にふりしぼって何とか翻訳を生み出すのは、なかなか労力の要る作業です。

とはいえ、企業側からしたら、コスト削減を図るのにAI導入は避けて通れない道であることは理解しています。

翻訳者としての価値をどこで出してどう利益を得るかは、引き続き考えていかないといけないことだと認識しています。

AI導入による影響
  • 翻訳作業から校正作業がメインへ

6年かけて翻訳レートが1.6倍になった話。クライアントはフィンテック企業・まとめ

今回の記事では、6年かけて翻訳レートが1.6倍になったことを書きました。

  時期 翻訳レート/ワード 校正レート/ワード 差分
初回 2020年春 0.12ドル 0.06ドル –
1回目交渉 2021年秋 0.132ドル 0.066ドル 10%Up
2回目交渉 2022年夏 0.1452ドル 0.0726ドル 10%Up
3回目交渉 2023年秋 0.1597ドル 0.0799ドル 10%Up
4回目交渉 2024年秋 0.1757 ドル 0.0878ドル 10%Up
5回目交渉 2026年夏 0.19327ドル 0.09658ドル 10%Up

いつまで続けられるのか分かりませんが、レート2倍を達成するまで頑張りたいと思います。

このペースでいけば、あと3回レート交渉をして成功すれば、ワード単価0.25ドルを突破できそうです。(※スタート時のレートは0.12ドル)

今後のレート変遷の見込み
  • 0.19327ドル (現在) →0.212597ドル→0.2338567ドル→0.25724237ドル……

ちなみに、回を追うごとに小数点以下の桁数が増えていくので、どこかで切り捨てすることになるかもしれません。

とはいえ、CATツールなどのシステム上、小数点以下の桁数に限りがあり、勝手に四捨五入されているようなので、そこはあまり気にしなくてもいいかもしれません。

レート交渉時に自分で、「x桁以下を切り捨ててください」と言うと、わずかな数字とはいえ、自分で自分の稼ぎを減らしてしまうことになってしまうので、何か言われるまで放っておいてもいいかなと思います。

レート2倍が達成できた暁には、当ブログでまた記事を書きたいと思います。

\より多くのお金を手元に残せる/
無料で開設できます

コメント

タイトルとURLをコピーしました