フリーランス歴3年になり、今年になって初めて「予定納税」の通知が来ました。
要は、今年の収入に対する税金を今年のうちに払ってください、というお知らせです。
いずれ払う必要のある税金とはいえ、「前もって」支払うのはとってもきついです。
とはいえ、納税は国民の義務ですので、支払うものは支払うとして、できるだけ手間をかけずに支払いたいものですよね。
今回は、実際に支払ってみて分かった早くて簡単な支払い方法をご紹介します。
一番早いのはペイジー (Pay-easy)
実際に予定納税を支払おうとしたときに、銀行やコンビニに足を運ぶのは面倒なので、オンラインで完結できるものを探しました。
オンラインで支払う方法としては以下の4つがあります。
- 振替
- ダイレクト納付 (e-Tax経由)
- インターネットバンキング (ペイジー)
- クレジットカード
この4つの中から手間や時間のかかるものを落としていったところ、一番簡単で早いのは「インターネットバンキング (ペイジー)」という結論になりました。
ダイレクト納付 (e-Tax) は事前登録が必要・クレジットカードは手数料がえぐい
続いて、ペイジー (Pay-easy) が一番早くて簡単だった理由を説明します。
まず、各方法のメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
# | 方法 | メリット | デメリット | コメント |
1 | 振替 | 手続きすれば、 以降は自動で振替 |
事前に書類提出が必要 | |
2 | ダイレクト納付 (e-Tax) | ない | 事前に書類提出が必要 | |
3 | インターネットバンキング (ペイジー) |
・事前登録不要 ・手数料がかからない |
e-Taxの利用登録が必要 | ・e-Taxソフトから開始 ・インターネットバンキングから開始 (←早い) |
4 | クレジットカード | ・ポイントが貯まる ・事前登録不要 |
決済手数料が高額 | 手数料計算はこちら |
3番目の「インターネットバンキング (ペイジー)」には、e-Taxソフトから開始する方法と、各銀行のインターネットバンキングから開始する方法があります。
後者の「各銀行のインターネットバンキングから開始する方法」の方が断然早いです。
なぜなら、e-Taxソフトは使う頻度が低いのに、アップデートにえらく時間がかかるからです。インターネットバンキングなら、スマホのアプリのアップデートがあるにしても、数分で完了します。
e-Taxでのダイレクト納付は事前に届出が必要
私は、開業当初から、確定申告にはe-Taxを利用しています。
確定申告の書類そのものの作成は、freee会計を使用していますが、申告や所得税の納税にはe-Taxを利用して、オンラインで済ませるようにしています。
今回、予定納税を納めるにあたり、同じくe-Taxで行なえるかと思いきや、なんと事前に届け出が必要だと言うことが判明しました (書面またはオンライン)。
書面で届出をする場合は所要1ヵ月
オンラインでe-Taxから納税したいのに、書面で届出をする人がいるのか分かりませんが、この方法だと1ヵ月かかります。
3. ダイレクト納付利用届出書の提出(書面届出)
引用元:[手続名]ダイレクト納付の手続
ダイレクト納付をご利用される日のおおむね1ヶ月前までに、「国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」を作成の上、納税地を所轄する税務署へ書面で提出してください。
オンラインで届出をする場合は所要1週間
同じe-Taxのページに、オンラインで届出も可能とありました。
ただ、上記と同じく、時間がかかりすぎるという理由で却下しました。
4. ダイレクト納付利用届出書の提出(オンライン提出)※個人の方のみ
引用元:[手続名]ダイレクト納付の手続
パソコン及びスマートフォンからe-Tax(Web版・SP版)にログインし、入力画面に従って必要事項を入力し、ダイレクト納付利用届出書を送信してください。オンライン提出して利用可能となるまで、1週間程度かかります。
クレジットカード納付は手数料がえぐい
次に、クレジットカードでの納付を検討しました。
クレジットカードを使えばポイントが貯まりますが、残念ながら、決済手数料がありえないほど高いのです。
たとえば、20万円が納付税額だとすると、決済手数料は1,672円になります。
20万円をクレジットカードで使っても、1,672ポイントがつくことはめったにないのではないでしょうか。
ペイジー (Pay-easy) は事前登録不要
ペイジー (Pay-easy)で予定納税を支払うにあたり、事前に必要な書類等はありません。
ただ、e-Taxの利用登録ができている必要があります。
確定申告をe-Taxで行なっている方であれば、この点は問題ないでしょう。
ペイジー (Pay-easy) で予定納税を支払う手順
それでは実際に、ペイジー (Pay-easy) で支払う方法をご紹介します。
納税に必要なもの
大前提として、e-Taxの利用登録ができていること、利用している銀行のインターネットバンキングへのアクセスがあることを確認してください。
そして、手元には「納税用確認番号」と予定納税の納付書を用意します。
- e-Taxの利用登録
- 利用している銀行のインターネットバンキングへのアクセス
- 納める税金分の口座残高があること
- e-Taxの利用開始時に登録した「納税用確認番号」(6ケタの数字)
- 予定納税の納付書 (収納機関番号、納付番号、納付区分)
納税手順
以下の手順に従って、ペイジー (Pay-easy) にて納税します。
- ステップ1利用している銀行のインターネットバンキングにログイン
- ステップ2[ペイジー (税金・各種払込)] を選択
- ステップ3Pay-easy(ペイジー)を選択
- ステップ4[収納機関番号] を入力
- ステップ5[納付番号]、[確認番号]、[納付区分] を入力
- ステップ6納付書の通りの [納税合計金額] を入力
- ステップ7内容を確認して実行
予定納税をオンラインで支払う一番早い方法・まとめ
予定納税をオンラインで支払う一番早い方法をご紹介しました。
一番早い方法とは、クレジットカードでもなく、e-Taxでもなく、インターネットバンキングから利用する、ペイジー (Pay-easy) でした。
- e-Taxの利用登録
- 利用している銀行のインターネットバンキングへのアクセス
- e-Tax利用開始時に登録した「納税用確認番号」(6ケタの数字)
- 予定納税の納付書 (収納機関番号、納付番号、確認番号、納付区分)
家から一歩も出ずに、さらに、事前準備に時間を取られることなく、ほんの数分で完了することができました。
国税に関するウェブサイトには分かりにくいものが多いのですが、一番早くて簡単な方法を見つけることができました。
この記事が予定納税時に役立てばうれしいです。