2026年1月のある日、メインクライアント (収入の1番を占めるお客様) から1通のメールが届きました。
そのクライアントは金融系で、私がフリーランスになったばかりの頃からのお付き合いで、主に翻訳業務を担当させてもらっていました。
突然来たメールの内容は、「これからはAIで翻訳していくので、重要なときだけ翻訳を依頼することにしました」ということでした。
まさに青天の霹靂! (というか、薄々は感じていましたが)
実際に届いたメールの文面は以下のとおりです。※一部を編集しています。
We are gradually moving toward an AI‑assisted translation workflow. (途中略) This shift is part of our broader strategy focused on technology adoption, quality consistency, and budget optimization….
主要クライアントをほぼ失った状態だと収入がだいぶ減ってしまい、フリーランスとして立ちいかなくなってしまう!ということで、新規顧客獲得のために動くことにしました。
主要クライアントを失ったのが2026年1月、新規で計3社の新規クライアントを獲得できたのが、1月下旬~2月にかけてでした。
結果的に役立ったこととそうでもなかったことを、今回の記事でまとめてみました。
結果論なので、参考程度に見ていただければと思います。
- Upworkで新規クライアントを獲得するのに役立ったこと5選
- 役立たなかったこと3選
- 獲得したクライアント3社
顧客獲得に役立ったこと5選
私は基本的にUpworkで仕事を探しています。
よって、当記事はUpworkに特化した内容になっていますが、おそらく、他のフリーランス向けプラットフォーム、Fiverrなどでも役立つかもしれません。
なお、以下でご紹介している方法5つは、一気にすべてを実行できるものではありませんが、有効だったと思われる順に並べています。
もちろん、楽そうなものから実行するというのもいいかもしれません。
1. プロフィールの充実
まずは、とにもかくにもプロフィールです。
これは2024年頃にさかのぼりますが、Upworkでなかなか仕事が取れなかったときに、Upworkのページ上にある、”Complete your profile” とのメッセージが目に留まりました。
私のプロフィールが中途半端なのがよくないのでは?と思って、他のフリーランスのプロフィールを覗いてみたら、自分のプロフィールがゴミみたいに感じました。
※Upworkではフリーランスも、他のフリーランスのプロフィールが見えます。(以下の画像を参照)
“translation” とか、適当な単語で検索してみてください。

ゴミプロフィールから充実したプロフィールに転換すべく、きちんと情報を入れたのは以下の5項目です。
- Portfolio
- Certification
- Education
- Employment History
- Work history on Upwork
一番効力があったのは、Portfolioです。クライアントの許可を得て、過去に携わったプロジェクトをここに入力しました。
※現時点では1社のみ入れています。2社目のプロジェクトも公開したいのですが、翻訳したウェブサイトがリリースされるのを待っているところです。
なお、Portfolioに掲載した企業ロゴを見て、私を採用してくれた企業が数社ありました。
その他、Certification (資格) も、特定の業界で有効なものがあれば入力します。刺さる人には刺さるものがあるとよいです。私はデータベースの資格を入れました。
その他、Education、Employment Historyは公開するのを躊躇してしまいますが、この辺も入力しないとプロフィールの充実度が100%になりません。
なお、プロフィールの公開範囲を、Only Upwork usersにしておけば、ログイン情報をもっていない会社・人には見えなくなるのでオススメです。(以下の画像を参照)

上記で5番目に挙げた、”Work history on Upwork” は過去に携わったUpworkの仕事を公開するか、非公開のままにするかというオプションなので、”Show on Profile” のトグルボタンをオンにするだけです。
2. Boost Your Profile機能
続いて、”Boost Your Profile” 機能です。
これは、フリーランサーを検索している企業側からプロフィールを見つかりやすくするものです。
手持ちのコネクト (Upwork内で使うポイントのようなもの) を費やします (つまりお金を出せばプロフィールを見てもらえる確率が上がるということです)。
- Category
- Specialty
- Budget (Bid per click / Limit / Total or Daily)
をそれぞれ入力します。(以下の画像を参照)

アラートメッセージに「あなたのBidは平均より低い」と出て、もっと費やしなさいと言ってきますが、1クリックあたり2コネクトで十分だと思います。
分母を広げて意図しない仕事に引っかかるより、分母が狭い状態で、刺さる企業に刺さればよいからです。
3. スピーディに応募
これは、上記の「2. Boost Your Profile機能」と同じくらいに重要だと考えているのですが、とにかくスピードです。
応募するのが早ければ早いほど、クライアントの目に留まる確率が上がります。
- 早いもの勝ち
- まだ誰もHireされていないことを確認 (※複数採用でなければ)
- 自分のスキル・経験に応じたものにフォーカス
時間さえあれば、Upworkの画面を開いておき、”Find work” のページから新規の仕事を見つけるようにします。
ジョブの中 (下の方) に “Activity on this job” という項目があるのですが、Hiresに数字が入っていたら、手遅れの可能性が高いです。(以下の画像を参照)
すでに誰かが採用されているということだからです。

4. Invitationやメッセージを注視
上記の1~3をやっておくと、企業側からインタビューへの招待や、仕事に関するメッセージが届くようになります。
ほとんどが自分のスコープ外で、何もできない、やりたくないことが多いのですが、たまに金塊が出てくることがあります。
新規メールは常にチェックできるようにしておくといいと思います。
5. 英文作成はAIを利用
そして、5つ目です。
これについては否定的な意見もあろうかと思います。
昔、当ブログで、AIに関することを記事にしたらX (Twitter) で炎上したため、慎重に書いています。(多分一生忘れないと思います。RSさんのこと)
仕事を応募する際のProposal (提案) のカバーレターやメッセージの返信には、ChatGPTを利用します。
細かいニュアンスの伝え方を誤ったり、英文法の誤りや誤字・脱字があったりすることで、チャンスを逃すのはもったいないからです。
AIの力を借りることで、採用される確率を底上げできるのならば、ぜひとも活用すべきだと思います。
ただし、AIもよかれと思って気を利かせてくれたことが裏目に出ることがあるので、出てきた英文は必ずチェックしています。目を皿のようにして。
- 誇張した表現や、意図していない表現がないかチェック
役に立たなかったこと3選
ここまでで新規クライアント獲得に役立ったことをご紹介しましたが、役に立たなかったこともここで列挙したいと思います。
- Availability badge
- Freelancer Plus plan
- Bid
以下で1つずつ説明します。
1. Availability badge
上記でご紹介した “Boost your profile” と並んで表示されている機能が、”Availability badge” です。
「今すぐ対応 (仕事) できます」というバッジなのですが、Upwork上で使えるコネクトが必要で、そのコネクトがいくら必要になるかは時価となっています。
(以下の画像を参照。記事執筆時点では、14コネクトが最低でした)

コネクトを払えば、顔写真と名前のすぐ下に「Availably now」というバッジがつくという代物ですが、依頼する側はそのフリーランサーが対応可能かどうかなんて、見ているんだろうか?と疑問に思っています。
真偽のほどは分かりませんが、この14コネクトをここに使うくらいなら、
- Boost your profile
- 応募時
のいずれかに使った方が有効だと思われます。
なお、私はこのバッジをオンにしていた2週間の間に獲得した仕事はありませんでした。
2. Freelancer Plus plan
ずっと無料プランを利用していてFreelancer Plus planは使用したことがないので、「役に立たなかった」は少々語弊があるのですが、無料プランで十分だと思います。
Freelancer Plus planの仕様は以下のとおりです。

- 月額19.99米ドル
- 毎月、100コネクトを付与
- Uma (英文作成時に役立つAIエンジン) の使用回数が無制限
- その他、あまりメリットを感じないものばかり
月額19.99米ドルを支払って、毎月100コネクトをもらうくらいなら、コネクトだけを購入した方がいい気がします。
100コネクトを15米ドルで購入できます。
(以下の画像を参照)

3. Bid
そして最後。
Bidとは、掲載されている仕事に応募したときに、通常は応募した順に応募者が列挙されますが、コネクトを使うことで、上位に表示させることが可能となるものです。
つまり、お金を出せば優先順位が上がる、という機能です。
以下の画像は、Bidする際の画面です。

1位から4位までの人が全員28コネクトを出しているので、同位か上位に表示されるには、28コネクト以上を出す必要があります。
なお、現時点で5日以上経過していて、誰も採用されていないので、この仕事は緊急度が低かったのかもしれません。
よって、この4人の28コネクトが無駄になってしまう可能性があります。
私は、ここぞというときに、たまっていたコネクトを40ほど費やしたことがありますが、まったく効力を発揮しませんでした。
その40コネクトはBoost Your Profileや応募用に残しておくべきだった、と今でも思います。
獲得したクライアント3社
ここまで、クライアントを獲得するのに役立ったこと・役に立たなかったことをご紹介しましたが、2026年1月~2月で実際に獲得したクライアント3社についても言及したいと思います。
| # | 業種 | 職種 | 時給 | 手数料※ | 時間数 |
| 1 | 食品 | 法人設立のための調査・翻訳 | 34ドル | 15% | 上限5時間/週 |
| 2 | IT | 技術資料の翻訳 | 35ドル | 10% | 上限40時間/週 |
| 3 | 金融 | AI精度向上 | 38ドル | 15% | 上限5時間/週 |
1番目のクライアントは、仕事情報の掲載をせずに、私のプロフィールを見て直接メッセージをくれ、翌日のインタビューを経て採用されました。
2番目のクライアントは、仕事の掲載をしていて、私は応募しないでいたのですが (競合が多そうだったため)、Invitationが届き、それに応募したところ、採用されました。
3番目のクライアントは、仕事の掲載をしていたのを見つけて、すぐに応募して、その日のうちにインタビューがあり、翌日採用されました。
3番目について、応募した時点では、応募者 (Proposal) の件数は20~50の間でしたが、採用が決定した後も、応募者が増え続け50+となっていました。(以下の画像を参照)
ここでも応募スピードが命、ということが見て取れると思います。

Upworkでクライアント獲得に役立ったこと5選・役立たなかったこと3選・まとめ
今回の記事では、Upworkでクライアントを獲得するのに役立ったこと5選、役立たなかったこと3選、実際に獲得したクライアント3社をご紹介しました。
- プロフィールの充実
- Boost your profile機能
- スピーディに応募
- Invitationやメッセージを注意
- 英文作成はAI活用
そして役立たなかったことは以下のとおりです。
- Availability badge機能
- Bid
- Freelancer Plus plan
まさに、AIの成長によって、捨てるクライアントあれば、拾うクライアントあり、だったという気がしています。
上記のように書くと私がクライアントを捨てたみたいですが、私を捨てるクライアントがいれば、私を拾ってくれるクライアントもいた、という意味です。念のため。
冒頭にも書きましたが、結果論としてこうだったということを記事にしました。
ちょっとやってみようと思った方が一人でもいれば嬉しいです。


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